トヨタヴィッツ初期型(SCP10)で、愛媛県の中部と南部、高知の中部とツーリングしたので記録を残します。
今回の主な旅の目的は、次の2つです。
- 愛媛県と高知県の道の駅スタンプ回収
- 四国カルストを見学
今回のツーリングは、時間との戦いの「道の駅スタンプ集め」なので、スーパーカブでなくトヨタヴィッツを使います。
また、時間短縮のために高速道路も利用します。
移動距離は、1日目が350km、2日目が400kmです。
1日目は、松山市の南の砥部町で30分ほど渋滞にひっかかりましたが、それ以外は山間の快走路ばかりだったので、あまり疲れませんでした。
一方、2日目は四国カルストに行ったのですが、途中から大雨になって非常に疲れました。
1日目 倉敷〜しまなみ海道〜松山〜八幡浜
1日目の経路は、朝5時に倉敷市を出発して、夕方17時に八幡浜市に到着しました。
倉敷〜しまなみ海道〜今治
ルートは、大まかには次の通りです。
- 倉敷〜玉島IC:国道2号(岡山&玉島バイパス)
- 玉島IC〜福山西IC:山陽自動車道
- 福山西IC〜西瀬戸尾道IC:国道2号(松永道路)
- 西瀬戸尾道IC〜今治北IC:しまなみ海道
朝5時なので、あたりは真っ暗です。
ツーリングに出かけるときには毎回ガソリンを満タンにする、いつものガソリンスタンドで給油してから出発です。
国道2号線の岡山バイパス・玉島バイパス経由で、山陽自動車道に玉島ICから乗りました。
1時間弱ほど走って、福山SAで休憩しました。
買い置きしておいた、おにぎりとコーヒーで朝食です。
おにぎりを食べ終わった6時過ぎに、空が明るくなってきました。
福山SAを後にして、国道2号の松永道路を経由してしまなみ街道に入ると、すっかり夜が明けて朝になりました。
しまなみ海道の橋の上はスーパーカブで4回ほど走ったことがありますが、自分にはすっかり馴染みの景色です。
今回、初めて橋でない部分、島内を高速で走りましたが、走っていても面白くないですね。
というのも、ほとんどが対面通行で、アップダウンが激しく、景色も木々に囲まれてあまり海が見えないからです。
走るのにも飽きてきたので、しまなみ海道の瀬戸田PAで休憩しました。
時刻は6時50分ごろですが、日の出直後の感じでした。
のどかとしか言いようがない景色です。
瀬戸田PAからは、多々羅大橋がよく見えたので撮影しました。
多々羅大橋は、しまなみ海道が紹介されるときによく出てくる、しまなみ海道のシンボル的な橋です。
多々羅大橋が有名な理由は、映えるデザインもありますが、完成時には世界最長の「斜張橋」というのもあります。
「斜張橋」とは、塔からケーブルを斜めに張って橋を支える形式です。
しまなみ海道の今治側の最後は、3連の来島海峡大橋です。
今治北ICで高速を降りる前に、来島海峡SAに寄ってみました。
大きくて綺麗なSAでした。
2階が展望テラスになっていたので、階段を昇ってみました。
セルフ記念撮影のカメラ台がありましたが、まだ朝が早くて日差しが弱く、あまり良く映りませんでした。
来島海峡大橋が見えますが、手前の樹木が邪魔ですね。
SA内にはレストランがありましたが、まだ開いてませんでした。
代わりと言ってはなんですが、高知名物のミレービスケットをお土産に買いました。
これ、結構量が入っていてなかなか減らないので、食べ甲斐があるんですよねえ。
来島海峡SAを後にして、今治北ICで高速を降りました。
ここから下道で道の駅巡りをしますが、それは次の章に続きます。
今治〜愛媛県内の道の駅
ルートは、大まかには次の通りです。
- 今治〜松山市内:国道196号
- 松山市内〜久万高原:国道33号
- 久万高原〜内子町:国道380号
- 内子町〜伊予市:国道56号
- 伊予市〜八幡浜市:国道378号
- 八幡浜市〜伊方町〜八幡浜市:国道197号
道の駅回りをしているので、あちこち寄り道をしていますが、いずれも現地のメイン国道なので、とても走りやすかったです。(ただし、国道380号の一部のぞく。後で記載)
国道196号で今治の西の海岸を走りましたが、瀬戸内海らしく穏やかで、今治の造船会社の「新来島どっく」の造船所が見えました。
そばには「星の浦海浜公園」という公園があり、無料キャンプ場もあるようなので、機会があれば行ってみたいと思いました。
国道196号を海岸沿いにどんどん進むと、「道の駅 風早の郷 風和里」に着きました。
朝8時半ぐらいに着いて、道の駅スタンプを置いている店は9時開店なので、しばらく周囲を散歩してみました。
9時になって店が開いたので、早速スタンプを押して、次の目的地へ向かいます。
松山市街地に近づくと、「松山北条バイパス」に変わって、高速道路並みの快走路になります。
松山市の市街地に入ると、クルマの量が多くなり、進み具合が遅くなります。
さらに、国道196号から国道33号に入り、松山市の南にある砥部町になると、日曜の朝10時過ぎにもかかわらず、ほとんどクルマが動かなくなる大渋滞!
30分ぐらいで渋滞を抜けられました。
走っている時に気になったのが、中央分離帯に砥部町の名産品の壺が飾られているのが印象に残りました。
以下のニュース記事に詳しい説明が載っています。
砥部から久万高原に向かって傾斜を登ると、左が旧道のワインディング道で、右がトンネルの今の国道33号で「三坂道路」という名前で自動車専用道です。
今回はクルマなので、右を進みます。
峠をトンネルで越えて、久万高原朝に入り、次の目的地「道の駅 天空の郷さんさん」に着きました。
山奥にもかかわらず、満車で混雑していました。
ちょうどランチバイキングが始まる時間で、開店を待っていた15人ぐらいの行列が一気に店内に入って行ってました。
次回機会があって来ることがあれば、食べてみたいです。
次の目的地へ行くため、国道33号を南下します。
次の目的地「道の駅 みかわ」に到着しました。
いい意味で田舎っぽいおにぎりが売ってあったので、小腹が空いていたので焼きおにぎりを買いました。
ポンジュースの蛇口がありましたが、初めて見ました。
空港にはあるそうですが。
次の目的地へ向かうため、国道33号から国道380号に入って、西へ向かいます。
快走路が続きます。
国道380号はほぼ快走路ですが、久万高原町と内子町の境界の「真弓峠」あたりは、ヘアピンカーブ連続の1.2車線ぐらいの狭い道が続きます。
そんな峠のそばに、「三島神社」という神社があって、イチョウの黄色と合わせて綺麗だったので、写真を撮りました。
峠を越えてしばらく行くと、「道の駅 小田の郷せせらぎ」がありました。
山の奥にもかかわらず、ここも満車でした。
次の道の駅は、国道380号から一旦、国道379号に入って北上します。
すると「道の駅 ひろた」に到着しました。
ここでは、川ガニ(一般名はモクズガニ)や砥部焼を売っていたり、素朴な雰囲気でした。
遊歩道や観光列車もあり、じっくり見て回ると半日はかかりそうです。
山奥で不便な土地ですが、かなり頑張っている道の駅という印象を受けました。
「道の駅 ひろた」を後にして、国道379号を元に戻って南下し、さらに国道380号で西へ向かいます。
内子町に入って「道の駅 内子フレッシュパークからり」へ着きました。
ここは、松山自動車道の内子五十崎ICに近く、内子町の中心部に近く、国道56号と国道379号の分岐点ということで、来客者がとても多く活気がありました。
地産品の市場も、多種類の野菜・果物が売られていました。
時刻が14時を回っていたので、急いで次に進みます。
国道56号を北上して、「道の駅 なかやま」に着きました。
ここは蕎麦打ちや木工の体験コーナーがあるので、家族連れには良いのではないでしょうか?
どんどん次へ進みます。
国道56号から国道378号に入り、海岸沿いを進みます。
すると、「道の駅 ふたみ」へ到着しました。
砂浜の綺麗な、特に夕方が良さそうな道の駅です。
リゾート感あふれる雰囲気です。
時刻が15時になっていたので、結構焦ってきました。
17時半ぐらいになると日が落ちて運転しづらくなるので、その前にホテルに着くようにサクサク進めて行きます。
海岸沿いに国道378号、国道197号と進み、佐多岬半島を進みます。
リアス式海岸で、道路が高いところを走るという点で、三方五湖のあたりに似ていると思いました。
原子力発電所があるという点も一緒です。
16時半ぐらいに「道の駅 伊方きらら館」に着きました。
ここでは、現在閉館中の「道の駅 瀬戸農業公園」のスタンプも一緒に押せました。
ちなみに、「道の駅 瀬戸農業公園」は、1993年の道の駅の第一回目の登録103駅のうちの1つなので、歴史があります。
すでに、だいぶ日が傾いてきました。
本日の最後の道の駅へ向かいます。
17時前に、「道の駅 八幡浜みなっと」に到着しました。
「石焼ちゃんぽん」の看板に惹かれたので、次回以降機会があれば食べてみたいです。
駐車場で気になったのが、山の傾斜に白っぽい階段状のものがあることです。
みかんの段々畑と思うのですが、合っているでしょうか?
この後、17時すぎに宿泊先の「スーパーホテル八幡浜」に到着しました。
2日目 八幡浜〜四国カルスト〜倉敷
2日目の経路は、朝8時半に八幡浜市を出発して、夜19時に倉敷市に到着しました。
八幡浜〜四国カルスト入り口
ルートは、大まかには次の通りです。
- 八幡浜〜四国カルスト入り口:国道197号
- 四国カルストへの行き帰り:東津野城川林道(東線)
四国カルストに向かうには複数のルートがありますが、ほぼほぼ2車線で走りやすい「東津野城川林道(東線)」を使いました。
地元の久万高原町のガイドにも、このルートがオススメされてます。
その他のルートのことも書かれているので、四国カルストを訪れる人は、以下のリンク先を読まれることをオススメします。
まず、本日1つ目の目的地「道の駅 清流の里ひじかわ」に到着しました。
この道の駅は、JAやスーパーも併設されていて、観光客以外の地元の人の集まる場所になっていました。
前日に八幡浜に泊まった時に、クーポン券3,000円分もらっていたので、ここで全額お菓子を買って使い切りました。
周囲は、のどかな山間部でした。
どんどん次の道の駅に向かいます。
次の目的地「道の駅 きなはい屋しろかわ」に到着しました。
ここはベーコン推しらしく、ベーコン関連の軽食が充実していました。
ベーコン入りたこ焼きを食べようとしましたが、店がまだ開いてなかったので諦めました。
次の目的地へ向かう途中、朝10時ごろから大雨になってしましました。
大雨になったり小降りになったり止んだりを繰り返して、次の目的地「道の駅 日吉夢産地」へ着きました。
海洋堂の制作した女の鬼の像が大きいです。
どう見ても、うる星やつらのラムちゃんなんですが、似せに行ってるんでしょうか?
鬼の像が目立ちますが、他は普通の素朴な道の駅でした。
e-Bikeレンタルはちょっと乗ってみたかったです。
時間がないのと、雨が降っているので、乗りませんでしたが。
3密防止のポスターがありましたが、語尾に「けん」が付くのは、愛媛南部や高知でよく聞いた覚えがあります。
高知は特に多かった気がします。
ちなみに、スケバン刑事の麻宮サキのセリフ「おまんら、許さんぜよ」といった「おまん」「ぜよ」っていうのは、現地では一回も聞いたことがありません。
現地の人は、おそらく「お前ら、許さんけん」と言うのでは?
国道197号沿いに進み、次の目的地へ向かいます。
どんどん道の傾斜とカーブがキツくなりますが、「道の駅 ゆすはら」に到着しました。
温泉、ホテル、レストランなどと併設された道の駅でしたが、高級リゾート感がありました。
道の駅を後にして、いよいよ四国カルストに向かいます。
四国カルスト
四国カルストへは、先に書いたように国道197号から「東津野城川林道(東線)」を往復しました。
東津野森川林道(東線)の入り口には、写真のような看板が出ています。
事前情報の通り、対向2車線の走りやすい道です。
ただし、傾斜は10-15度ぐらいはありそうなので、古い軽自動車や50cc原付だとキツいと思います。
山道を20分ほど走ると、眼下に雲海が見えました。
とんでも無いところに来てしまった感が半端ないです。
途中の「穴神トンネル」が、照明がほぼ無しで中でカーブしていたので、かなり怖かったです。
国道197号の別れから40分ほどで「天狗高原(四国カルストの東端)」に到着しました。
が、雨が降っているのとガスっているので、視界距離10mぐらいです。
天狗高原の駐車場では、何も見えません。
天狗高原駐車場から西へ進んでみます。
ますますガスって、クルマの運転が怖いです。
10mぐらい前のクルマもぼんやりとしか見えません。
かろうじて四国カルストっぽい景色を探して、写真を撮りました。
牛が放牧されているところもあったので、写真を撮りました。
動画も撮りました。
「これは次回、改めてリベンジせねば」と思いつつ、四国カルストを後にしました。
40分ほどで四国カルストの入り口の看板のところまで戻ってきました。
この後は、再び道の駅のスタンプ集めを続けます。
四国カルスト入り口〜四万十町
まず、「道の駅 布施ヶ坂」に到着しました。
公式サイトのURLが見つからなかったので、詳しい紹介ページのリンクを貼っておきます。
雨で寒かったので、里芋坦々麺が気になりました。
どんどん次に進みます。
国道197号から国道56号に入ってすぐの「道の駅 かわうその里すさき」に到着しました。
ゆるキャラグランプリ2016で一位になったニホンカワウソの「しんじょう君」が有名です。
どこを見ても、しんじょう君推しです。
土産物屋もしんじょう君グッズだらけ。
どんどん次へ行きます。
土佐自動車道の無料区間を使い、「道の駅 なかとさ」に着きました。
海のそばなので海鮮料理が食べたかったのですが、帰る時間が遅くなるので、「カツオ炊き込みご飯」を買って帰りました。
道の駅を後にして、再び土佐自動車道の無料区間を使い、「道の駅 あぐり窪川」に着きました。
のぼりの「名物 おにぎり コーヒー」が気になって店員に聞いてみましたが、すでに売り切れでした。
「おにぎりコーヒー」なのか、「おにぎり」と「コーヒー」なのかが気になりました。
駐車場で、さっきの道の駅で買った「カツオ炊き込みご飯」を食べて、これから3時間強の高速ドライブに備えました。
四万十町〜倉敷
16時前に四万十町から、高知自動車道の「四万十町中央IC」に乗りました。
途中で1時間おきぐらいにPA・SAに入って休憩をしました。
その中で、「南国SA」のレストランで、「土佐あかうしハンバーグ」と「大きなカツカレー」が気になりました。
自宅の倉敷には、夜の19時半に着きました。
出発時のオドメーターが73,607kmだったので、769km走ったことになります。
2日間の割には、強行軍でした。
まとめ
旅の目的の2つのうち、道の駅スタンプは計画通り回収できました。
もう一つの目的の四国カルストは天気が最悪だったので、リベンジが必要です。
今まで、大山などの山にツーリングしたときも天気が悪い方が多かったので、対策としては現地に1-2日以上滞在する予定を組んで、天気が良かったら山に行き、悪かったら別のプランを実行する、という作戦が必要かなと思いました。
旅の計画には、書籍「ツーリングマップル」+アプリ「ツーリングサポーター」+ネット検索を活用しました。
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