スーパーカブ110(JA44)に乗り始めて1年弱、その間4回自分でオイル交換をしてきました。
ある程度、「こういうやり方が良いのかな?」というのが自分なりに固まってきたので、ここで記録しておきます。
所要時間は、最初は不慣れで1時間半ほどかかっていましたが、最近は30分以内でできるようになりました。
オイル交換のタイミングや時間帯
オイル交換については、ネットで検索すると諸説ありますが、1,000km〜3,000kmごとに自分が納得できる距離ごとに交換すれば良いと思います。
ちなみに、メーカーのホンダ公式サイトで見られる取扱説明書では、3,000kmまたは1年ごと、と明記されています。(以下のリンクをクリックすると、PDFの該当ページが開きます)
オイル交換の時間帯ですが、エンジンが温まった状態が良いとか冷めた状態が良いとか、これも諸説あります。
個人的には、火傷の危険性を考えて、エンジンが冷えた状態でオイル交換をするようにしています。
ただし、真冬で気温が低い時は、オイルの流出がスムーズに行くように、数分間のアイドリングや軽く走ってきた後が良いと思います。

ということで、自分はごみ収集日の当日の朝に1時間ぐらい早く起きて、朝イチでオイル交換して廃棄オイルの処理箱をゴミ出しするようにしています。
(廃棄オイルの処分方法は、住んでいる自治体の指示に従ってください。)

用意するもの
以下は個人的に必須と思っているリストです。
- 交換用オイル
- 廃棄オイル処理箱
- オイルジョッキ
- ゴミ袋2つ
- 軍手
- オイル受け皿
- 17mm ソケット(6角)
- ラチェットレンチ
- ロングスピンナハンドル
- トルクレンチ
- ウェス
「17mmソケット(6角)」以下の道具は、「差込角 9.5mm」で統一しています。
差し込み角には、6.35mm、9.5mm、12.7mmの3種類あって互換性がないので注意が必要です。
バイクの整備の場合は、9.5mmが標準サイズです。
差し込み角については、以下のブログが詳しいので、興味がある方は読んでみてください。
交換用オイル

スーパーカブ110(JA44)は、メーカー指定では「ウルトラG1」という交換オイルです。
自分は、いつもは上記を使っていますが、今回だけは夏場やエンジン高回転時に強いと言われている以下の「ウルトラ G2」を入れています。

廃棄オイル処理箱

廃棄オイルをウェスのような布に染み込ませて、そのまま廃棄できる便利な処理箱です。
トイレットペーパーで自作する人もいるようですが、自分は面倒臭いので専用品を使っています。
なお、廃棄オイルは自治体によってはゴミとして出せないところもあるので、あらかじめ確認してください。
オイルジョッキ

オイルの量を正確に測るためと、オイルを注ぎやすくするために、あった方が良いです。
上記のキタコの製品は、前部の注ぎ口と後部のオイル注入口にキャップが付いているので、使わないときはゴミが入らないようにフタが閉められるのでおすすめです 。
ゴミ袋2つ
廃棄オイル処理箱を入れるためのゴミ袋です。
ごく普通の家庭用のゴミ袋です。
オイル漏れを防ぐために、二重にして使います。
軍手

100均で売っているもので十分です。
レンチを回すときに力が入りやすいように、普通の軍手よりも、すべり止め軍手の方がいいです。
オイル受け皿

上記には専用のオイル受け皿を挙げましたが、100均のキッチンコーナーにあるプラスチックの皿で代用可能です。
ただし、耐熱温度が100度以上あることと、大きさには注意してください。
17mm ソケット(6角)

ドレンボルトを外すのに使います。
後述のラチェットレンチのセット品の中に17mmソケット(6角)が入っていましたが、ドレンボルトはアルミ製で舐めやすいので、信頼性が高いことで知られる「トネ(TONE)」のソケットを使っています。
最初は、12角のソケットを使ってボルトを舐めかけたので、書い直して6角を使うようにしました。
思うに、12角だとボルトとソケットの隙間があるのが具合悪くて、6角だと隙間がないのが良かったのかな、と思っています。
ラチェットレンチ

自分が愛用しているのは、上記のラチェットレンチと数種類のソケットがセットになったものです。
聞いたことがないメーカーでしたが、Amazonの評価がそこそこ良かったので購入しました。
今のところ1年間問題なく使えているので、コスパが良いです。
ロングスピンナハンドル

前述のようにドレンボルトはアルミ製で舐めやすいため、ラチェトレンチで外しにくいときに、上記のロングスピンナハンドルを購入しました。
トルクが掛かって外しにくいネジを緩めるときに、1本あると便利です。
トルクレンチ

スーパーカブ110(JA44)のドレンボルトは、締め付け時のトルクが20N・mなので、そのときに使います。
ウェス

オイルの拭き取りなどで使います。
布製のウィスもありますが、上記のウェスは紙製でトイレットペーパーのように巻き取られていて、ところどころ軽くのり付けされてバラけないので、愛用しています。
オイル交換の手順
古いオイルを抜く

古いオイルを抜けやすく、さらに新しいオイルの注入量を正確に測るために、カブをセンタースタンドで立てます。

廃棄オイル処理箱を開いて、中のウェスのような布?紙?をほぐして、オイルの吸収を良くしてやります。
さらに、処理箱の周辺を立ててビニールで覆います。

オイル受け皿をドレンボルトの真下あたりにセットします。
最初から廃棄オイル処理箱をセットしても良いのですが、それだと高さがあって作業がしにくいので、ドレンボルトを外すまでの一時的なオイル受け皿とします。

17mmのソケットをラチェトレンチ又はロングスピンナハンドルにセットします。
ラチェトレンチはラチェットが付いているのでドレンボルトを外すときに便利です。
ただし、トルクが掛かって外しにくい時は、最初だけロングスピンナハンドルを使った方が、ドレンボルトを舐めにくいです。
状況に応じて使い分けるのが良いです。

今回は、ドレンボルトにトルクが掛かって外れにくかったので、ロングスピンナハンドルを使いました。
ドレンボルをと回す時の向きは、真上から見て時計回りになります。
この写真で言うと、右側から左側に向かって力を入れるようになります。
手の感触で「カコッ」と感じたらOKです。
回す向きを間違えると、ドレンボルトにトルクが掛かりすぎてネジ切ってしまうので、注意が必要です。

「カコッ」となってからは、17mmソケットをラチェットレンチに付け替えて、ドレンボルトを外します。
手だけでドレンボルトが回せるようになったら、手で回します。

ドレンボルトを手だけで回せるようになったら、カブの下にセットしたオイル受け皿を廃棄オイル処理箱に取り替えます。
その上で、ドレンボルトを手で回して外してやります。

古いオイルが流れ出たら、大方流れ出るまで放置します。

古いオイルが抜け出やすくなるように、エンジンオイルキャップを外してユルユルの状態にします。
古いオイルが抜け出る時間ですが、10分ぐらいでしょうか。

ドレンボルトを外すと、次の部品が飛び出てくるはずです。
- 黒いゴムの「Oリング」
- 網状の茶こしのような「オイルフィルタースクリーン」
- バネの「オイルフィルタースクリーンスプリング」(写真を撮るのを忘れました)
新しいオイルを入れる

ドレンボルトまわりの各パーツに付いた古いオイルや細かい汚れをウェスで拭き取ります。
拭き取ったら、元の状態に組み立てます。(ここにもオイルフィルタースクリーンスプリングを映すのを忘れていました)


ドレインボルトをカブに取り付けるときは、トルクの掛かり過ぎでねじ切らないように注意しなければなりません。
よって、「これ以上はもう手では回せない」というところまで、手作業でドレインボルトを回します。
回す方向は、写真では左側から手前経由で右側に向かってです。
また、この部分を手作業でやる意味はもう一つあって、工具を使うとドレンボルトが斜めになっていることに気が付きにくいことです。
斜めの状態で無理にドレンボルトを回すと、ネジ穴が破損してしまいます。

「手ではもう回らない」状態になったら、トルクレンチを20N・mにセットして使います。

トルクレンチで「カチッ」と鳴ったらOKです。
とはいえ、やり方によっては鳴らないこともあるので、自分は「これ以上はもうヤバいかも?」っていう若干手前のところで止めています。
ドレンボルトがユルユルは問題外ですが、Oリングでゴムも挟んでいるので、そうそう流れないだろう、トルク掛けすぎでネジ切るよりはいいや、と割り切っています。

オイルジョッキに新しいオイルを0.8L入れます。

オイルをこぼさないように慎重に注ぎます。
一気に全部入れてしまわずに、0.6Lぐらいから少しづつ入れつつ、オイルキャップのゲージで量をチェックします。

この写真は、オイルキャップのゲージの先端のくぼんでギザギザのところに全然達していないので、まだまだオイルが足らない状態です。

この写真は、オイルキャップのゲージの先端のくぼんでギザギザのところの7-8割ぐらいのところにオイルがにじんだ状態なので、OKです。
オイルキャップを締めすぎない程度にしっかり締めたら、オイル交換は完了です。

廃棄オイル処理箱はしっかり封をして、二重にビニール袋に入れて燃えるゴミに出します(ただし、各自治体の指示に従ってください)。
オイル漏れのチェック
ここまででオイル交換は完了していますが、オイル交換から数日間は、オイル漏れがないかをチェックすることをオススメします。

目視でドレンボルトからオイルが漏れていないか、さらにウェスで表面をなでてチェクします。

今回は、若干の油汚れが見られました。
これがオイル漏れなのか、オイル交換時に残った汚れかどうかはわからないので、数日後に再度チェックしてみます。
まとめ
オイル交換を自分でやるメリットは、以下のような点でしょうか?
- いつでも自分の都合に合わせてオイル交換できる
- 作業工賃が若干節約できる
- バイクへの愛情が高まる
作業工賃はせいぜい数百円〜千円ちょいぐらいの節約になりませんが、バイクへの愛情が高まることは間違い無いでしょう。
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