スーパーカブ110(JA44)で、日帰りでしまなみ海道・ゆめしま海道をツーリングしたので記録を残します。
今回の主な旅の目的は、次の2つです。
- しまなみ海道を気の向くまま、ぶらぶらカブで回る
- ゆめしま海道に行ったことがないので、どんなところか見にいく
今回のツーリングはスタンプ集めの時のような「効率よくどんどん先に進む」の逆を行きます。
しまなみ海道は今までに4-5回ぐらい行ったので、土地勘はだいぶ付いてきました。
なので、今後は各島をじっくり回っていくことにします。(通過型から滞在型へ)
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倉敷〜しまなみ海道の行き帰り
しまなみ海道の本州側の入り口は、尾道です。
自宅の倉敷と尾道の行き帰りですが、以下の地図で下の矢印が行きのルート、上の矢印が帰りのルートです。
行きは、土曜日の朝6時半に倉敷を出発して国道2号線が空いていたため、尾道まで2号線だけで移動しました。
特に大きな渋滞もなく、移動時間は1時間半強ぐらいでした。
帰りは、福山と笠岡の県境まで2号線を移動したのですが、夕方17時頃でやや交通量が多かったので、岡山県道60号を使って笠岡市街を迂回しました。
しまなみ海道
JR尾道駅で「しまなみ海道原付チケット」とパンフレットを入手
しまなみ海道を原付一種・原付二種で渡るには、通行料がかかります。
現金でもいいのですが、今後も通ることを考えて、あらかじめチケットをまとめ買いしておくことにしました。
チケット販売場所は、以下の通りです。
都道府県 | 販売場所(Googleマップリンク) | 営業時間 |
---|---|---|
広島県 尾道市(本州) | 尾道駅観光案内所 | 9:00-18:00 |
広島県 尾道市 (本州) | 千光寺山ロープウェイ乗り場 | 9:00-17:15 |
広島県 尾道市(しまなみ海道の生口島) | 瀬戸田町観光案内所 | 9:00-17:00 |
愛媛県 今治市(しまなみ海道の大三島) | レンタサイクルターミナル多々羅しまなみ公園 | 平日:10:00-17:00 土日:9:00-17:00 |
愛媛県 今治市(四国) | サンライズ糸山 | 7:00-21:00 |
広島県 尾道市・愛媛県 今治市 | しまなみ海道各料金所 | – |
参照元 https://www.jb-honshi.co.jp/customer_index/guide/zihodo/pdf/waribiki_gentsuki2014.pdf
今回の購入場所は、JR尾道駅の構内にある観光案内所です。
チケットは有効期限がないので、たびたびしまなみ海道に行く人は、まとめ買いをおすすめします。
チケットとあわせて、しまなみ海道とゆめしま海道のパンフレットももらいました。
向島から岩子島へ
向島の海岸沿いをぐるぐると回っていると、近くに島が見えたので渡ってみました。
島の名前は「岩子島(いわしじま)」と言い、海岸そばの農村といった感じでした。
浜田省吾が幼少期に一時期住んでいたそうです。
向島と岩子島の間は、新旧の真っ赤な「向島大橋」が架かっています。
向島大橋の近くまで来ると、赤い橋と青い空と海が大変映えていました。
本州に近いので海の水は汚れているかな?、と思いましたが、綺麗でした。
岩子島からは、尾道や三原の街がよく見えました。
三原方面のループ橋のようなものは、三原バイパスですね。
以下は拡大写真ですが、三原バイパスの手前の島は、「鯨島」という無人島です。
岩子島の西海岸まで行くと民家もほとんどなく、釣り人がいるぐらいです。
ここからは、瀬戸内海の多数の島がよく見えました。
岩子島の南まで行くと、しまなみ海道のひとつ「因島大橋」が見えてきました。
岩子島をぐるっと一周しましたが、グルメスポットも観光客向けの店も見当たりませんでした。
若干のキャンプ場は見当たりましたが、そこまで大規模ではなかったです。
ということで、岩子島は地元の人たちが静かに暮らす島、といった趣でした。
因島大橋(向島〜因島)をいろんな方向から眺める
因島大橋は他のしまなみ海道の橋とは違い、自転車・原付・歩行者は道路の下の部分を通行するため、景色はあまりよく見えません。
以下の写真で、縁石の左が自転車・原付の対面通行です。
スピードの出し過ぎに注意しないと、簡単に事故りそうです。
縁石の右が歩行者の通路です。
因島大橋は、瀬戸大橋3ルート(尾道今治ルート、児島坂出ルート、神戸鳴門ルート)含めて一番最初にできた橋です。
なので、上記の写真のような不便さはありますが、この橋での経験が他の橋を架けるときに活かされているそうです。
以下は、向島から因島大橋を北から南向きに見た写真です。
見た目は、ロサンゼルスのゴールデンゲートブリッジに似ていると思います。
因島大橋を下から眺めてみました。
真ん中の細い板状の部分が、歩行者・自転車・原付の通路みたいです。
ここから見ると、もっと幅を広げられそうにも見えますが、どうなんでしょうか?
以下は、向島から因島大橋を南から北向きに見た写真です。
以下は、因島大橋を渡り切って、因島から眺めた因島大橋です。
上記の写真と似ていますが、上記は向島で因島大橋の南東から、以下は因島で因島大橋の北西から映しています。
因島大橋記念公園と「はっさく屋」
因島大橋記念公園の一角に、「はっさく屋」という休憩所があって、そこそこ有名らしいので行ってみました。
最初に感想を言うと、ここの「はっさく大福(200円)」はとても美味しかったです!
他にも「まるごとみかん大福」など気になるものもあったので、近々訪問予定です。
店内で座って因島大橋を眺めながら、はっさく大福で一服できます。
ちなみに、「はっさく屋」の道がちょっと分かりづらかったです。
小さな看板が道路沿いにあるので、見落としに注意です。
また、看板沿いに行っても狭い坂道を登るので、一抹の不安がありました。
はっさく屋の建物もこぢんまりとして小さな商店のように見えます。
看板がなければ、見落としてしまいそうです。
はっさく屋の店内には、芸能人やアナウンサーなどのサイン色紙が所狭しと飾られていました。
20分ほどの短い時間の滞在でしたが、観光バスが寄ったり、サイクリストが何人も入れ替わり立ち替わり来店していたので、かなり有名な店と思われます。
しまなみ海道ツーリングの時には、マストで寄りたいスポットです!
因島水軍城(村上水軍の因島村上家)を見学
因島の国道317号線をのんびり走っていると、村上水軍城の看板やのぼりが見えたので、寄ってみました。
村上水軍の名前は有名と思いますが、能島村上家、因島村上家、来島村上家と三家あります。
その名の通り、因島村上家の本拠地が因島で、この水軍城とのことです。
民家の中の細い坂道を進み、わかりにくい場所に無料の駐車場がありました。
水軍城の中までじっくり観覧する時間はなかったので、外から見るだけにします。
坂道をえっちらおっちら登ると、山の上に水軍城が見えてきました。
途中に立派な門がありました。
さらに階段が続きます。
登ったと思ったら、まだまだ階段があります。
やっと到着しました。
近くに看板がありましたが、ここが水軍城と思ってたのですが、別の場所にあったんでしょうか?
公式サイトを見ると、水軍城と思った建物は1983年に建てたものだそうです。
無理して登らなくていいかも。
因島水軍城は、因島村上氏が残した武具や遺品、古文書など歴史資料を展示している資料館です。
因島水軍城 | 観光・レジャー | いんのしま観光なび(因島観光協会)
水軍のふるさと因島にふさわしいものをと歴史家奈良本辰也氏監修により昭和58年(1983年)に建設されました。
生口橋(因島〜生口島)もいろんな方向から眺める
生口橋は、自転車・原付・歩行者が橋の上を通行できるので、瀬戸内海の景色がとてもよく見えます。
さらに、以下の写真で右側が原付、左側が自転車・歩行者と分離されているので、比較的安全に走れます。
ここに来るまでの因島大橋が景色がよく見えなかったので、生口橋を渡っていると「やっと、しまなみ海道までやって来た!」感が味わえます。
生口橋を東側の因島から眺めてみました。
生口橋を渡り切って、西側の生口島から眺めてみました。
ゆめしま海道
フェリーで岩城島へ渡る(しまなみ:生口島〜ゆめしま:岩城島)
生口島の国道317号線の南側に洲江港のフェリー乗り場があるので、そこから岩城島の小漕港に渡ります。
国道沿いに大きな青い看板が出ているので、迷うことはないと思います。
岩城島まで渡ったら、生名島・佐島・弓削島と橋でつながっています。
原付二種の乗船料金は、運転手1名含めて450円でした。
フェリーが到着すると、サイクリストが何人か降りて来ました。
フェリーの中は客席もありましたが、自分以外は自動車やバイクの側にいたので、誰も入って来ませんでした。
フェリーは5分ほどで岩城島の小漕港に着きました。
岩城島の積善山に登ってみる
岩城島には桜の名所で有名な積善山がありますが、今は11月なのでシーズンではありません。
とはいえ、山の上からしまなみ海道・ゆめしま海道が見れるかな?と思って登ってみました。
舗装された林道のような道でちゃんとした道ですが、季節がら落ち葉がたくさん積もっていたので、バイクはスリップに注意です。
積善山からは、ゆめしま海道の橋や島がよく見えました。
写真を写した場所から判断すると、眼科に見える橋は「岩城橋」です。
橋の手前の工場は、「イワキテック」という会社の工場です。
岩城橋を渡る(岩城島〜生名島)
岩城橋は2022年3月に出来た、ゆめしま海道で最も新しい橋です。
しまなみ海道のような大きな橋を予想してたのですが、割とこじんまりとした橋でした。
ちなみに、ゆめしま海道の橋は3つありますが、全て30km制限です。
生名橋を渡る(生名島〜佐島)
生名橋を西側から映してみました。
近くまで寄ってみました。
渡ってみました。
センターラインがないので、スピードの出し過ぎや対向車には注意です。
弓削大橋を渡る(佐島〜弓削島)
弓削大橋は「大橋」と付いているだけあって、車道と歩道・自転車道が分離された、立派な橋でした。
弓削大橋を渡り切った弓削島から眺めると、しまなみ海道にもあってもおかしくないような、立派な橋だと思いました。
フェリーで因島へ渡る(ゆめしま:弓削島〜しまなみ:因島)
しまなみ海道に戻るため、元来た道を引き返すのではなく、弓削島から因島にフェリーで渡ることにしました。
PayPayが使えるので、iPhoneのPayPayアプリで払いました。
原付二種で運転手1名込みで250円でした。
小さなフェリーが到着しましたが、クルマが結構乗っていました。
5分ぐらいで因島に着きましたが、乗船中は結構揺れて長時間ならキツかったかもしれません。
まとめ
スーパーカブ110(JA44)で、日帰りでしまなみ海道・ゆめしま海道をツーリングした記録を紹介しました。
今までは、四国に行く通過経路としてしまなみ海道を使っていましたが、冬は峠方面のツーリングができないこともあり、今後はじっくりぶらぶらと島巡りをしたいと思います。
旅の計画には、書籍「ツーリングマップル」+アプリ「ツーリングサポーター」+ネット検索を活用しました。
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