スーパーカブ110(JA44)で、島根県・三瓶山と鳥取県・大山をツーリングしたので記録を残します。
今回の主な旅の目的は、次の3つです。
- カルデラの三瓶山の周囲を走る
- 出雲そばを食べる
- 大山の西から登って南へ抜けるルートを走る
今回のツーリングは、時間との戦いの「道の駅スタンプ集め」ではないので、途中で興味がひかれたものがあったら寄ってみたいと思います。
3番目の大山については、今年の9月に同じルートを走ったのですが、大雨に降られて景色を満喫できなかったので、リベンジです。
移動距離は、1日目が240km、2日目が220kmです。
1日目は、渋滞エリアを通らず国道54号や184号といった山間の快走路ばかりだったので、あまり疲れませんでした。
一方、2日目は距離が1日目よりも少ないのですが、大山からはほぼずっと大雨の中をバイクで走ったので、体力の消耗が半端なかったです。
旅の計画には、書籍「ツーリングマップル」+アプリ「ツーリングサポーター」+ネット検索を活用しました。
1日目 倉敷〜三瓶山〜出雲
1日目の経路は、朝7時半に倉敷市を出発して、夕方16時に出雲市に到着しました。
倉敷〜三瓶山
ほぼ快晴と言って良い、秋晴れが広がった良い天気です。
いつものガソリンスタンドで、スーパーカブにガソリン満タンにしてから出発です。
倉敷から三瓶山までのルートですが、概ね次のようになります。
- 倉敷市から尾道市御調(みつぎ)まで:国道486号
- 尾道市御調(みつぎ)から三次市中心部まで:国道184号
- 三好市中心部から三瓶山東まで:国道54号
- 三瓶山東から三瓶山まで:島根県道40号
国道184号のかわりに国道182号を使うルートもありますが、傾斜がきついアップダウンが多くワインディングも激しいので、以前スーパーカブではしんどかったので除外しました。
また、広島県道24号のルートもありますが、以前使ったのでこれも除外します。
国道486号で倉敷市真備から矢掛町に向けて小田川沿いを走るのですが、霧が発生していました。
最初は、煙があたり一体に充満しているので、田んぼで野焼きをやっているのかと思いました。
倉敷を出発して2時間弱で、国道486と184の交点、「道の駅 クロスロードみつぎ」で休憩しました。
以下の写真ではあえて写していませんが、朝10時にもかかわらず、訪問客でごった返していました。
いつ来ても人が多く活気のある、人気のある道の駅だと思います。
ちなみに、「道の駅 クロスロードみつぎ」の物産品コーナーのおにぎりや弁当は、地元の人たちの手作りっぽく素朴な味で値段も安く、おすすめです。
朝10時ごろになり日差しが強くなって暑くなってきたので、上着を厚手のジャンパーから薄手のウインドブレーカーに着替えました。
秋のツーリングでは、上着は厚手と薄手の2種類が必要で荷物が嵩張り大変です。
国道184号に入ってしばらくは傾斜のあるワインディングロードが続きますが、すぐに高原地帯に到達するので、そうなると穏やかな走りやすい道がしばらく続きます。
三次市まで北上すると、江の川の支流の馬洗川沿いを走ります。
三次市の市街地に入るまでは、穏やかな景色がしばらく続きます。
三次市の中心部にJR三次駅があったので、寄ってみました。
広島県北部の中心都市なのでもっと大きい駅を想像していたのですが、こじんまりとしたシンプルな駅でした。
そのかわり、駅の周辺はロードサイド店が林立して、そこそこ栄えている印象は受けました。
三次駅前を西に抜けると、江の川を越える橋を渡って、すぐに国道54号にぶつかります。
これを右折して北上します。
余談ですが、標識で江の川と書かれていて、「江の川って島根県で日本海に注ぐのに、中国山地の峠よりも南の三次市に流れているのは、何でだろう?」と思って調べてみました。
島根県や広島県の人にとっては常識でしょうが、江の川は北広島の源流から南へ向かって反時計回りに回転して流れて、三次市あたりから北の日本海につながっていると知りました。
広島県と島根県の県境には「赤名トンネル」がありますが、ここまで来ると気温が19度ぐらいで風も強く寒くて凍えそうだったので、再びウインドブレーカーからジャンパーに着替えました。
島根県に入ってしばらくすると「道の駅 赤来高原」があるので、休憩することとしました。
ちょうど「昭和の車 in 飯南町」というイベントが開かれていて、昭和時代のマツダコスモスポーツ、トヨタスポーツ800(通称ヨタハチ)、GTR、ソアラといった旧車が200台ぐらいはあったように思います。
思わず時間を過ごしてしまったので、道の駅を後にして先に進みます。
途中で、バス待合所にしては大きな建物があったので、中を覗いてみました。
建物の半分は駐輪場になっていました。
残り半分は、普通のバスの待合所でした。
こういった田舎のログハウス風のバス待合所の中をちょくちょく覗くのですが、綺麗に掃除されていて感心するんですよねぇ。
時刻表を見ると、路線によって一日に1本〜4本しかありません。
太川陽介のバス旅で乗り継ぐには厳しそうです。
バス待合所の建物は、ログハウス風に丸太を組み合わせています。
中を覗いたログハウス風のバス待合所の交差点から、国道54号から島根県道40号に入ります。
ここからひたすら西へ進むと、三瓶山に到着します。
県道40号は、しばらくはよくある田舎道が続きますが、そのうち傾斜のきついアップダウンとヘアピンカーブを超えて、三瓶山周回道路に入ります。
三瓶山周回道路
三瓶山周回道路は、ほぼ円形になっていて時計回り・反時計回りのどちらもできますが、今回はなんとなく反時計回りで回ってみました。
三瓶山周回道路に入るまではアップダウンがきつかったのですが、入ったらカルデラ地形のために、割と平坦な走りやすい道が続きます。
周回道路で途中で何度か記念撮影のために停車しましたが、1周にかかった時間は30分ほどです。
まず、「国引きの丘」という日本海が見える展望台で停車しました。
何と言う名前の山かわかりませんでしたが、山が綺麗でした。
次に、「芝生広場」と言うところで三瓶山がよく見えたので、停車しました。
三瓶山と芝生がいい感じです。
どんどん周回道路を進みます。
高原道路らしい、バイクで走っていて気持ちのいい道が続きます。
名もなき駐車場でも景色が良いので停車して撮影します。
周回道路の南側を走っていると、「定めの松」と言う樹齢400年の松がありました。
枝や葉が少なくて、だいぶ弱っているように見えます。
ここで、たぶん三瓶山で一番有名な撮影ポイント、「西の原」に到着しました。
周りにはキャンプ場やレストランなどの観光スポットが多数あり、どうやらここが三瓶山のメインスポットのようです。
ここまでが、三瓶山周回道路の紹介です。
三瓶山〜出雲
三瓶山周回道路まで通った島根県道40号をもとに戻り、国道184号の交差点で北上します。
国道184号は、ほぼほぼバイパスのような快走路が続きます。
ただし、出雲市郊外の「立久恵峡」周辺の数キロだけは、狭くて上下別ルートの一方通行となっています。
途中の「志津美ダム」周辺は、雄大な山と湖が一望できます。
国道184号で出雲市に入ってしばらくすると、「立久恵渓」のエリアに「わかあゆの里」と言うキャンプ場らしきものがあったので停車してみました。
この辺りから道路の上下線が別々の道路になってから、「立久恵渓」らしい渓谷になってきました。
吊り橋もありましたが、キャンプ場の入り口でしょうか?奥に入らなかったので不明です。
「わかあゆの里」を後にしてしばらく進むと道がもっと細くなり、「立久恵渓」の案内看板が出ていました。
バイクで200キロ以上走ってそろそろ疲れてきていたので、今日は渓谷巡りはしないでおいて、次回以降のお楽しみに取っておきます。
道路から見える景色だけ写真に撮っておきました。
立久恵渓を後にして、今日の宿泊地の「出雲グリーンホテルモーリス」には、夕方16時に到着しました。
2日目 出雲〜大山〜倉敷
2日目の経路は、朝8時半に出雲市を出発して、夕方17時に倉敷市の自宅に到着しました。
出雲〜大山
前日の夜に出雲市に結構しっかりと雨が降り、翌日も天気が心配だったのですが、とりあえず予定通り大山に向かうことにしました。
大山までのルートですが、概ね国道9号を東に進みました。
ただし、松江市内の渋滞を避けるために、該当区間は島根県道25号などを使いました。
何度か島根県・鳥取県を走っていると、次のことに気が付くはずです。
よって、島根県をストレスなく走るためには、ルート採りが重要になってきます。
今回、国道9号をメインに出雲から大山まで向かいましたが、今まで何度も通っていることもあり、あまり写真を撮りませんでした。
宍道湖と空の雲の風景が何となくのんびりしていい感じなので写真を撮りました。
途中で、昨日ホテルでもらった「しまねっこクーポン券 1,000円」が1枚残っていることを思い出したので、「道の駅 あらエッサ」に寄ってみました。
残念ながら、ここでは使えないみたいです。
使える店舗等は、以下のリンク先PDFで確認できます。
このPDFで確認したところ、近くの「ローソン安来吉佐店」で使えると分かったので、そこでお菓子やつまみを買って消費しました。
次に、大山に登ると普段以上にガソリンを使うので、まだメーターで半分ぐらの表示でしたが、米子市内でガソリンを入れておきました。
国道9号の米子市内の東で、大山に向かう鳥取県道24号に入ります。
大山の方角を見ると、見事に雲がかかっています。
かなり不安になりましたが、ひょっとしたら行くうちに天気が良くなるかも、といった淡い期待を持ちつつ、大山周回道路に向かいます。
ちなみに、iPhoneアプリのYahoo!天気予報で雨雲レーダを見ると、着々と雨雲が近づいていました。
大山周回道路
鳥取県道24号で大山寺あたりまで登り、大山周回道路にぶつかったら反時計回りに走りました。
県道24号の途中から大雨で前がよく見えません。
スリップしないようにカブのギアを低めに落として、なおかつコーナリングでもなるべくカブを倒さなくても回れるぐらいゆっくり運転しました。
大山寺近くの駐車場に来ましたが、雨で大山が見えません。
気を取り直して、次の目的地の「大山まきば みるくの里」に向かいました。
ここでも雨は止まず残念な感じでしたが、10分ほどすると雨が止みました。
そうすると、大山にかかっていた雲が少しづつ取れて、そのうちキレイに見えるようになりました。
頂上の方をズームアップしてみました。
「大山まきば みるくの里」を後にして、雨が止んでいるうちに大山周回道路を回ってやろうとしました。
この写真はリフトが写っているので、スキー場でしょうか?
ここから後が最悪でした。
大山周回道路の南側の「鍵掛峠」という展望台があるのですが、そこから大雨になりました。
そこで、大山周回道路はここで切り上げて、大山を下って家に帰ることにしました。
大山〜倉敷
大山を降ると「蒜山高原」に出ますが、そこではさらに雨脚が強くなって、バイクを運転するのがやっとでした。
以下に倉敷市の自宅に戻るまでの大雑把な地図を表示しましたが、雨が降っていないのは国道313号のあたりだけで、他は本降り〜土砂降りの中を走りました。
雨が降っていない国道313号の北房で「コスモス街道」が続いていたので、写真を撮りました。
川沿いに2-3キロぐらいはあるでしょうか?
ネット検索すると、6キロ以上あるとのことでした。
道幅が狭いので、徒歩・自転車・バイク・軽自動車・コンパクトカーまでで通ることをおすすめします。
この後、再び雨が降り出して、雨の中を夕方17時に倉敷市の自宅に到着しました。
まとめ
今回は2日目に大雨の中を何時間もバイクで走ったので、かなり疲れました。
雨対策をしっかり考えないといけませんね!
コメント