スーパーカブ110(JA44)で、日帰りで島根県南東部の奥出雲をツーリングしたので記録を残します。
今回の主な旅の目的は、次の2つです。
- 奥出雲おろちループの周辺をバイクで走る
- JR木次線の亀嵩駅(かめだけえき)の出雲そばを食べる
トータル300kmで片道5時間ぐらいかかりそうなので、原付二種でギリギリ日帰りできそうな距離です。
よって、寄り道はなるべくせずに、日没の5時ぐらいまでに帰ってくるように行動しました。
行き
行きのルートは、シンプルに次の3つの国道をたどって行きました。
- 倉敷〜福山:国道486号
- 福山〜東城(庄原市):国道182号
- 東城〜亀嵩駅:国道314号(最後の数kmだけ国道432号)
あまりの寒さに立ちゴケ
福山から国道182号で北上すると、結構急な傾斜をしばらく上り、それに伴って温度も下がってきます。
道路側にある温度計で、12度ぐらいだったかな?
福山市の北、神石高原町でループ橋が見えたので、駐車場に停まった時に立ちゴケをしてしまいました。
立ちゴケをした時に、たまたま近くに駐車していた軽四の地元のおばちゃん2人に、バイクを起こすのを手伝ってもらいました。
ちなみに、ループ橋は「油木大橋」という名前でした。
自分の今までの経験上、寒い時には平衡感覚が鈍って、立ちゴケするリスクが高まります。
今までに3回立ちゴケしましたが、全部寒くて凍えそうな時でした。
東城川の渓谷
広島県東部というと「帝釈峡」が有名ですが、そこからやや東の東城川の流域、国道182号の渓谷もなかなかごっつい感じだったので、バイクを停めて写真を撮りました。
JR東城駅とJR備後落合駅
寒さとコーヒーの飲み過ぎでトイレに行きたくなったので、JR東城駅と備後落合駅に寄りました。
JR東城駅は、国道沿いの東城の街がそこそこ栄えていたので、もっと大きな駅かと思っていましたが、ごく小さな素朴な駅でした。
駅前は電気屋が一軒、コンビニはなかったです。
備後落合駅は、山奥の中にある、まさに秘境駅でした。
備後落合は、中国山地内で岡山県・広島県・島根県を結ぶので、かつては交通の要衝でしたが、人口減や高速道路・高速バスなどにより、いつ廃駅となってもおかしくありません。
駅前には、かつての繁栄を知らせる旅館街跡や商店跡が何軒も見られます。
奥出雲おろちループ
奥出雲おろちループは、広島県との県境そばの島根県の南の端にあります。
広島県側から「稚児が池トンネル」というトンネルを抜けると、「道の駅 奥出雲おろちループ」があります。
おろちループを走る時に展望台があったので駐車してみましたが、樹木に覆われてよく見えませんでした。
以下のリンク先のような風景を期待すると、がっかりするかもしれません。
全景は見れませんが、周囲の大自然の中を快走路で走り抜ける楽しみはありますので、車やバイクの行き先としてお勧めします。
亀嵩駅で出雲そばを食べる
亀嵩駅で出雲そばを食べるのは2回目です。
他の店でも何度か出雲そばを食べたことがありますが、出雲そばは全体的にコシが強いのが個人的に気に入っています。
すでに10人ぐらいの待ち行列があったので待っている間に、観光列車の「おろち号」が駅に入ってきました。
トロッコ列車も連結されています。
そうしているうちに、そばの待ち行列順番が来たので、割り子そば3枚とおにぎりを頼みました。
いつ食べても美味い!そばでした。
自分は午前中11時ごろに店に入りましたが、食べ終わって12時ごろには自動車とバイクがそれぞれ20台ずつ停まって大混雑していました。
よって、土日祭日は午前中早い時間か、午後の昼時を外したほうがいいと思います。
帰り
帰りのルートは、あえて行きとは違うルートで帰ってきました。
亀嵩駅から「道の駅 にちなん日野川の郷」までは県道をいくつか繋いで、そこからはJR伯備線に並走して倉敷まで帰りました。
道の駅 にちなん日野川の郷
亀嵩駅からいくつかの峠・ヘアピンカーブを超えてきたので、「道の駅 にちなん日野川の郷」で休憩しました。
中国地方版の道の駅スタンプブックがリニューアルされているのに気がつきました。
家族づれが美味しそうにソフトクリームを食べているのに惹かれて、梨ソフト(400円)を食べました。
あと気になったのは、大銀杏のポスターです。
小学校の校庭にある大きな銀杏の木らしいですが、今回は時間がないのでスルーしました。
石霞溪
道の駅からそのまま帰るつもりでしたが、すぐ近くに綺麗な渓流があるので、バイクを停めてみました。
「石霞渓(せっかけい)」といい、Wikipediaもあるので、そこそこ有名みたいです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/石霞渓
すでにピークは超えていましたが、地面に落ちた紅葉が色々な色があって綺麗でした。
すぐ横の山の上には石垣が見えたので、何かの城跡みたいです。
以下は、渓流の動画です。
大倉山
鳥取県の最南端、県道8号線を走っていると、東側に富士山のような独立した山が見えてきました。
「大倉山」というようです。
天気が良かったので、見晴らしがいいかな?と思って、山頂近くまで行けるところまでカブで行ってみることにしました。
ところが、まず登山口の駐車場まで行こうとしたものの、未舗装の道で落ち葉が積もっていたので、危険を察知してやめました。
オフロードバイクなら行けたかもしれませんが、今日2回目の転倒は勘弁してもらいたいので、撤退しました。
まとめ
今回は、日帰りで出雲そばが食べられたので、その点では満足です。
今後の課題としては、寒い時には平衡感覚がなくなって立ちごけしやすいというのがわかったので、それの対策です。
旅の計画には、書籍「ツーリングマップル」+アプリ「ツーリングサポーター」+ネット検索を活用しました。
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